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FXの基礎知識

目次

外国為替とは?

もともと為替という言葉は「現金の輸送を行うことなく、遠隔地と債権債務の決済を行う行為」の事を指します。  “郵便為替”とか“郵便小為替”いう言葉を聞いたことがあると思います。

郵便為替は、

1、お金を支払う人は郵便局で代金を“郵便為替”に換える

2、これを支払い先に郵送する

3、受け取った人が郵便局でお金に換える

これによって、遠隔地での債権債務の決済が完了します。

為替は、現在では銀行の送金システムが発達し、あまり使われなくなった決済方法ですが、江戸時代には最もポピュラーな送金・決済方法で盛んに行われていました。

 

それに対して現在の為替とは、ほとんど「外国為替」と読み替えられています。外国為替とは、たとえば日本にいる人がアメリカにいる人にお金を支払う場合、「外国為替」で送金した円をアメリカの人が受け取っても使う事ができませんので、米ドルと交換しなければなりません。

このとき、支払い通貨と受け取り通貨の交換比率の事を「外国為替レート」もしくは「外国為替相場」と言います。

外国為替取引って?

株式ですと「東京証券取引所」とか「大阪証券取引所」のような建物があってそこで取引されています。もっとも現在では電子化が進み、昔のように「場立ち」と言われる証券会社の社員がサインで売買するといったようなことはありませんが・・・。

それに対してニュースなどで「東京外国為替市場」という言葉をよく耳にしますが、実際には「東京外国為替取引所」なる建物は存在しません。ただ「東京金融商品取引所」の中には、昔から「ドル円先物取引」というものは存在していました。昨今では、同取引所において「クリック365」という名前で外国為替取引ができるようになっています。

それも最近の話で昔から「外国為替取引」は、海外との債権債務の決済・受渡を個別に行う事が中心で、「株式取引」のように注文を一箇所に集めて取引を成立させる必要がない為に、取引は全て相対で行われていました。

余談ですが、よくテレビの画面で丸いテーブルを何人もの人が囲んで電話を取りながら、紙が飛び交う映像を目にします。あれは電話の先に通貨を買いたい人、売りたい人がいて、それをテーブルを囲む人たちが取り次いでいる様子なのです。つまり電話の先にいる人たちは隣の電話の人がいくらで買いたがっているのか?といったようなことを直接知ることはできないのです。

外国為替市場ってどこにあるの?

では、外国為替取引はどこで行っているのでしょうか? 結論から言うと、株式のように「取引所」という具体的な場所はありません。東京外国為替市場という、いかにも存在していそうな名前がついていますが、それは具体的にどういうことなのでしょうか。そのあたりについて解説してみます。

外国為替取引の多くは銀行同士が行っています。各銀行に債権・債務の決済で持ち込まれた為替には、外貨を売って円を買うものや、円を売って外貨を買うものがあり、銀行内部でそれらを付け合せると円や外貨の過不足が生じます。

それを銀行同士が、お互いの過不足を調整するために外貨の売買を行います。それを「インターバンク市場」といいます。

このような経緯で今日の外国為替取引に至っているため、物理的な建物が存在しない市場となっているわけです。  それでは、なぜ「東京外国為替市場」とか「ニューヨーク外国為替市場」とか言われるのでしょうか?

それは、外国為替取引の多くが、経済活動の結果として発生します。そのため、その国の経済活動時間、日本ならば午前9時頃から夕方5時頃までの時間に取引量が多くなります。このようなことから、例えば東京時間の午前8時から午後5時までの時間帯の取引を、東京が中心となって行っているという意味で「東京外国為替市場」と便宜上呼んでいるのです。

そして、地球の自転とともに取引の中心地はオセアニア・アジア・ヨーロッパ・北米と移り変わって行きますが、中でも東京・ロンドン・ニューヨークでの取引量が多い事から、それぞれ「東京」「ロンドン」「ニューヨーク」が為替市場の3大市場と呼ばれています。

身近にある外国為替取引

外国為替取引は、昨今でこそFX取引という名前で一般的になりました。

でも、ちょっと前までは「外国為替」と言うと、“難しい”とか“プロが行う取引”といった印象を持たれていました。今でも「自分には関係のないこと」とお考えの方が多いようです。

しかし日本に住んでいる私達にとって、「外国為替」は切っても切り離せない重要なことなのです。 例えば、生活に欠かせない「石油」はその大部分を外国からの輸入に頼っています。そのため為替相場が円高になると、これらの代金が安くなったり、円安に振れると高くなったりします。もっとも最近のガゾリンの値上げは、為替の問題ではなく「石油」そのものの値段が大きく変動しているのですが・・・。

これは「石油」などのエネルギーに限った事ではありません。輸入食品も同じく為替相場によってその値段が左右されます。その他衣料品や雑貨など、およそ輸入に頼っているもの全てが「外国為替」によって値段が左右され、私達の生活に少なからず影響を及ぼしているのです。

それだけではありません。海外旅行に出かけるとき、日本円と現地通貨を交換しませんか?これなどまさに「外国為替取引」なのです。 このように、普段はあまり気づかないけれども、「外国為替」は私達の日常生活に深くかかわっています。

しかし、いくら日常生活に深くかかわっているとは言っても、普段生活をしているぶんには、為替相場の動向をそれほど感じることはないでしょう。

また、為替相場は毎日変動していますが、為替の影響を受ける電気代が日々変わるようなことはありません。これは、それぞれの企業努力で日々の相場変動を吸収し、製品やサービスにダイレクトに反映されるのを防いでいるからで、そのために私たちの生活に「外国為替」が深くかかわっていることに気がつかないだけなのです。

外国為替取引からFX取引へ

1997年、金融緩和政策が施行されました。

これによって起こったのが、いわゆる金融ビッグバンです。これに伴い、それまで外国為替管理法で規制されていた「外国為替取引」が誰でも取り扱うことができるようになったのです。そして、1999年頃から銀行以外で為替取引を取り扱う業者が増えてきました。これがFX取引です。

それまで為替取引といえば、一般の投資家は銀行窓口でしか行うことができませんでした。しかし、FX取引の登場によって、自宅にいながら電話一本でしかも安価な手数料で取引が行うことができきるようになったのです。

さらにインターネット環境が整ってきたことにより、オンライン取引が主流となり、為替取引自体の優位性も手伝っていつの間にかFX取引として一般的に世の中に普及し始めています。

ちなみに「FX取引」のFXとはFOREXの略であり、FOREXとはForeign Exchange=外国為替という意味です。

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