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経済指標の読み方

目次

重要指標

ファンダメンタルズ分析において経済指標は重要な位置にあります。経済指標にも多数ありますが、ここではどのような指標に注目すべきなのかを列挙してみました。
(日本)
○ 日銀短観(四半期ごと)
○ 景気選考・一致指数(各毎月発表)
○ 機械受注(毎月発表)
○ 新規設備投資(毎月発表)
(アメリカ)
○ 雇用統計(失業率、非農業部門雇用者数変化など毎月発表)
○ 貿易収支(毎月発表)
○ FOMC議事録公表(毎月)
○ ベージュブック(毎月発表)
○ 新規失業保険申請件数(毎週発表)
○ ISM製造業・非製造業景況指数(各毎月発表)
○ 新規住宅着工件数(毎月発表)
○ 月次財政収支
○ ニューヨーク連銀製造業景気指数(毎月発表)
○ フィラデルフィア連銀指数(毎月発表)
○ ミシガン大学消費者信頼感指数(毎月発表)
○ シカゴ購買部協会景気指数(毎月発表)
○ PCEデフレーター(毎月発表)
(欧州)
○ ZEW景況感
○ EU紡績終始
(その他各国共通)
○ 政策金利
○ GDP発表
○ 小売売上高
○ 鉱工業生産
○ 物価指数(生産者物価=PPI、消費者物価=CPI、及び各コア指数)

予想と結果とマーケットインパクト

どんな重要指標であろうとも発表直後に必ずマーケットが大きく動くわけではありません。もちろん指標の内容はその国の経済を表すものですから、それなりの影響はあります。しかし、ほとんどの重要指標では、アナリスト期間などから事前予想が出ているため、それまでの間にマーケットに織り込まれているケースが多いのです。

ポイントは、事前予想の数字と実際の結果、及びその結果がマーケットに与えるインパクトです。
当然、事前予想と結果が大きく乖離している場合は、マーケットに与えるインパクトが強く、マーケットも大きく反応します。特に、経済の流れと相反するサプライズ的な指標発表では、マーケットのトレンド自体も転換しうる動きになることもありますので注意しましょう。

また主要先進国、いわゆるG7では主要経済指標の発表が事前に予定されていますが、中国などでは突然に政策金利を変更したり通貨の切り上げ、切り下げまたは変動幅の変更を行ったりする事があります。

バイアス

経済の流れ自体は、それほど短期間で大きく変化するものではありません。
ですから、サプライズの伴った指標発表であったのに、マーケットの反応が鈍かったり、また発表直後には鋭く反応したのにもかかわらず、すぐに元の値位置に戻ってしまったりということがよくあります。
様々なケースがありますから一概には言えませんが、多くの場合はマーケット自体にバイアスがかかっているケースが考えられます。バイアスとは直訳すると“偏り”となりますが、まさにそのとおりです。

例えば米国経済の落ち込みが顕著で、ここ最近の経済指標の発表でも弱い内容が相次ぎ、金利も軟調に推移しています。さらに先週も雇用統計でサプライズを伴った悪い指標内容が発表されたとします。このような場合、マーケットはすでに米ドル売りにバイアスがかかっている状態であるといえます。
そのような環境の中では、多少の事前予想より弱い発表内容が出たとしても、「織り込み済み」としてマーケットが反応しなかったり、逆に少々の弱さでは「事実確認の反転」として、それまで売られていたドルがポジションの調整で変われるケースもあるのです。

事前予想と大きく乖離した発表直後にマーケットが、思わぬ動きになったり、極端に鈍かったりした場合は、すでにバイアスがかかっているものと判断されます。
またそのような状態の中では、マーケットは短期的に不安定な動きになることが多いです。そのような場合、新規参入を手控えたり、すでに持っているポジションを決済する、もしくは減らすといった対処を心がけたほうがよいでしょう。

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